お金を使うことで満たされるなにかを。

 だんだんと活動的になってきたのか、意欲が出てきているのかわからないけど、まさに金に糸目をつけないという感じで、つぎつぎと見境なく手に入れ、行きたいところにも次々と行っている。危うい感じがする。今のところ月の収入は上回っていないつもりだけど、このままいったらそうなる日も近い。欲望がとどまるところを知らない。
 欲望ということでいうとあんまりぼくはセッセセしたい方でないと思う。好きな人とはしたいけど、誰とでもいいからなどとは全く思わないし、お金を払って奉仕を受けたいとも思わない。色の欲に限って自分を観察すると、ドライかもしれない。美人だとか、かわいいだとかあんまり関係ないしね。好みはもちろんあるけど、それよりも大事なことがある。
 いまはお金を使うこと自体に快感を得ているのかもしれない。物を手に入れるとか、映画を観るとか、ライブに行くとかについて、その、し過ぎることの危うさを日々感じてる。この溺れ具合は、ヤバい。
 自分への言い訳として、自分への投資だとか、持っていることにこそ意味があるだとか、満たされない自分を満たしたいとか、あるんだと思う。
 お金との付き合い方を考えなくてはならない。使うべき時に充分にないのでは仕方ない。今は刹那的に生きてしまってる。自分の意志を殺してお金を使ってしまう。これは今の自分に本当に必要なものだろうか、という判断が麻痺している。必要でないものにお金を使っているつもりは全然ないのだけど、ちょっと危ういところにいる。
 使うことによって学ぶんだよ、その料金だこれは、と言えてしまうかもしれない。なにごとも経験だ、と。それにしては反省もなく先も見ていないし、計画性もないのだが。
 本当にしたいことはなんなのかってこと。そこに向かってるのかってこと。そのために自分をコントロールできているのかってこと。色欲をコントロールできなければ、犯罪者となる。わたしが今向かっている先も、似たようなものなのではないか。
 欲望を抑えなくてはならない。身の丈にあっていない欲望を行使してる。買えば買うほどわたしは消耗してるし消費している。自分自身で何かをせずに、世界から何かを得ようと「だけ」しているのでは、本当の人生は歩めない。自分の技術をもって自分を満たさなくてはならない。そうしないことには、何も得られないし、発展もない。何も起きないし、感動もない。自分でやるから良いことがあるのだ、という風にならないと、このスパイラルは止まらない。
 考えなくてはならない。言い聞かせなくてはならない。するべきことがある。

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