人間、その愛おしい存在 / Human, It is lovely existence

　人がいること。その存在、その思考、そのしぐさ、その思いやり、そして、その匂い。
　きみの瞳、きみの瞳に映っているぼく、きみの出す音、きみの皮膚の感触、きみの嗜好、きみの内面、きみの外面。きみのすべて。
　きみといることは、煩わしいことでもあり、そして同時に愛おしいことでもある。
＊＊＊
　一歩家から出れば、そこには家族でも友人でもない、赤の他人がたくさんいて。その人たちそれぞれに、きっと大切な人がいて。きっとそれぞれに煩わしがられたり、愛されたりしてるんだろう。
　この世にはうんざりするほどたっくさんの人がいて、そして、その人たちのほとんどと関係を持たないまま、わたしは虚空に消え去っていく。そのことは特別にむなしいとも思わないし、ことさらに関係を持ちたいとも思わない。ただ、縁あってすれ違う人と、それなりに楽しく過ごしていきたいってだけだと思う。
　今日すれ違った人とは、明日はたぶんもう会えないし、今日逢った人とは、明日も逢うかもしれない。
　ぼくがきみと出会わなくても、誰かがきみと出会うだろう。その誰かに煩わしがられ、そして愛されるだろう。
　今日すれ違ったあの人も、きっと誰かを煩わしく思い、そして同時に愛しているのだろう。
＊＊＊
　人がいるということ。ぼくは、ひとりでも生きていけるかもしれない、いけないかもしれない。大切な人たちが在るということ。その人たちを、わたしはがっかりさせたくない。限りなく独りになることはできるかもしれない。しかし、この、人間という愛おしい存在。
　わたしはおそらく独りでも生きていける。しかし、一緒に生きるのなら、あなたがいい。
　人は、生きて、そしてシんでいく。わたしをとおってきた人々よ。聖なるヒトよ。
　不甲斐ない自分を見つめるだけでは足りず。わたしはヒトをがっかりさせるかもしれない。成長し続けることでしか、報いることはできない気がしてる。わたしはヒトと生きていきたい。他者を通してみる自分、自分の見つめる自分。その両方によって、わたしは社会に存在している。
　わたしもきっと誰かのヒトであるはず。そのことを忘れなければ、わたしは健やかに生きていけるのだろう。
There is humans, the existence, the thoughts, the gesture, the compassion, and the smell.
　Your eyes, me that is reflected in your eyes, the sound of your behavior, feeling your skin, your taste, your mind, your outer surface. All of You.
　Existence with you is cumbersome and also love.
＊＊＊
　If I get out with a single step the house, there are so many strangers that they are not family nor friends. Each of them have surely loving persons. Perhaps, each of them are hassled and loved by loving persons.
　In this world, There are so many people that I am sick of. I do not have relationship with most of the people, and I am gone in the air. I don't think it is specially fruitless, and I don't think I want to have a relationship with them. However, I only think the people who pass fatelly each other, and I just want to have fun.
　The person who pass each other today will probably meet again tomorrow, and The person who meet today may meet again tomorrow.
　If I don't meet you, someone would meet with you. you are hassled and loved by someone.
　The person I passed each other today hassle and love someone.
＊＊＊
　I think there is humans. I might be able to live well alone or not. There is persons I am loving. The people, I do not want to be disappointed. Infinitely I may be able to be alone. But this, There is dear love human beings.
　I am probably going to live alone. But You are the best with living together.
　Human beings live and pass away. People who pass each other. HUMANs who are holy.
　Only stare at shiftless mine is not enough. I may disappoint HUMANs. I think that only by continuing to grow, I can not be along to their expectations. I want to be liveing with HUMANs. Myself seen through others, Me stare of myself. By both, I am present in society.
　I also might be HUMANs for someone. If not forget that, I will be able to live in good health.

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